スポンジとは、本来は海に住む海綿(sponge)動物のことをいいます。
細かな気泡がたくさん空いた、多孔質の柔らかい物質です。
元々は海綿動物を加工して製造されていましたが、今はほとんどのものが合成樹脂を発砲、固化させたものを使用しています。
お掃除に使うスポンジは、海綿動物を使用したものを「天然スポンジ」。
合成樹脂を使い加工したものを「合成スポンジ」といいます。
液体に浸けると吸収し、外部からの圧力で容易に液体を放出する特性から、化粧用、掃除用、医療用などさまざまな用途に用いられています。
又、日本では小麦粉と卵で作る、ふわふわとした焼き菓子をスポンジと呼びます。
洋菓子のスポンジはショートケーキやロールケーキなどの土台として使用され、南蛮船によって日本に伝来されたといわれています。
いずれも、気泡がたくさん空いた【多孔質】のものです。
天然海綿スポンジは、地中海産や紅海産のものが品質がいいとされています。
アミノ酸で肌への負担も小さく柔らかい肌触りで、アトピーや敏感肌の人、赤ちゃん用に向いています。
上質な天然海綿スポンジは皮膚の油分を落としすぎることがありませんので、潤いを残しつつ老廃物を洗い流してくれます。