【家事動線】とは炊事、洗濯、掃除などの家事をするときに動くを道順をいいます。
行き来をする道順を線であらわしたものを動線と呼びます。
家事動線の他には、キッチンからリビングへ、リビングからお風呂場へといった生活する上での道順を【生活動線】、車イスなどの介護を必要とされる方、ご家族が安心して生活できる道順を【介護動線】といいます。
このように生活の中には、さまざまな動線が存在します。
家事動線が短く他の動線と交差していないと、無駄な動きが少なくなり、効率の良い家事動線といえます。
キッチンの家事動線はワークトライアングルと呼ばれるシンク、コンロ、冷蔵庫が三角形になっているのがいいといわれています。
ワークトライアングルは
★シンクの中心からコンロの中心まで・・・120cm〜180cm
★シンクの中心から冷蔵庫の中心まで・・・120cm〜210cm
★コンロの中心から冷蔵庫の中心まで・・・120cm〜270cm
3辺の長さの合計が360cm〜660cmが理想的とされています。
この3角形でできた動線が、キッチンで家事をするのに最も効率的です。
忙しいご家庭は少しでもムダをなくすために、可能な限り家電製品の位置を変えてみて使いやすいキッチンを目指しましょう。
新築や引っ越しを考えている場合は、こういった家事動線も目安にお部屋探しをしてみるといいかもしれません。