冬に旬を迎える「鮭」の話しです。鮭は日本人にはとても馴染み深く朝ごはんの定番として「鮭の塩焼き」を始め鮭弁、コンビニ弁当の幕の内弁当と言えば定番で「フライ」「グラタン」「北海鍋」「押し寿司」「刺身」「粕漬け」「粕汁」「おにぎりの具」「水煮缶」「いくら丼」「鮭&いくらの親子丼」「スモークサーモン」等まだまだ鮭の料理はたくさんあってきりがないくらいです。
世界的にも主に寒い場所で捕れてカナダではスモークサーモンも美味しく、バンクーバーではサーモン寿司が美味しいと評判です。ノルウェーでは脂の乗ったサーモンは有名で海外では鮭の卵であるイクラは食べずに捨ててしまうらしいです。日本では北海道あたりで捕れる事が多く、夏場に東北以北で捕れる白鮭は「ときしらず」と呼ばれ美味しい上に高価でとても貴重なものです。
鮭は川で生まれた稚魚が海に下り、何年か経って成長したら、生まれた川に戻り産卵する習性があります。産卵がすむとほとんどは死んでしまい、産卵前の鮭が一番美味しいと言われています。鮭も紅鮭、白鮭、キングサーモン、からふとますなどがありますが普段食べているのは白鮭です。鮭の卵を塩漬けにしたものが、「いくら」「筋子」ですがコレステロールが多く塩分濃度が高いので食べ過ぎには注意しましょう!
栄養成分は高たんぱく、高脂肪、EPA、DHAなども多く含まれて血液さらさら。ビタミンD、ビタミンB群も豊富で最近話題の「アスタキサンチン」と言う赤い色素であるファイトケミカルの中のカロテノイド一種でβ-カロテンなどと同じカロテノイドの仲間です。坑酸化力はビタミンEの1000倍と言われ史上最強のカロテノイドと言われています。抗酸化物質がとても強く、動脈硬化などの予防として注目されています。鮭は魚の中でもとても簡単に手に入りやすい食材で食べやすいので塩分には十分に気を付けながら食べるとよいですね。赤い色素の話しでした。
今はアンチエイジングとして化粧品にも入っています。