今回は『ファイトケミカル』の中で硫黄化合物の話しをします。香りの強いにんにくや玉葱などのユリ科の野菜、ピリッと辛い大根やわさびなどアブラナ科の野菜に含まれる辛味成分で硫黄化合物がファイトケミカルの一種です。主な特徴はにんにくや玉葱などの強い刺激の臭いで、その臭い成分が強い坑酸化作用があり、最近テレビでも良く登場している玉葱などは血行を良くしたり血液さらさら効果が高いと言われています。
この硫黄化合物は強い殺菌力があり食中毒なども防ぐ効果が有る為に刺身の時にはわさびなどを薬味として使われたり、昔の人々は生魚にはわさびを使ったり、カツオのたたきにはにんにくを使ったりと自分達で人体実験しながらも知恵と知識と経験から香り成分の効能を分かっていたことはなんてすばらしいのでしょうか!刺身にわさびやにんにくを食べ合わせるのは偶然の組み合わせではなかったのですね!にんにくなどは、殺菌、坑酸化作用のあるアリシンを多く含むにんにく、長ネギ、玉葱、らっきょう、にら等。アイリンを多く含むにんにく、にら、玉葱、長ネギ等です。イソチオシアナートを多く含むにんにく、大根、キャベツ、わさび等です。
にんにくなどは、殺菌、坑酸化作用のあるアリシンを多く含むにんにく、長ネギ、玉葱、らっきょう、にら等。
ところでファイトケミカルの話がスタートしたあたりで活性酸素という言葉が出てきましたが、活性酸素とはどんな事でしょうか?人間が生きていく上で極普通に呼吸するだけで少量発生しますが、身体に取り込まれた酸素が変化したもので、体内に侵入した細菌などを殺菌する重要な働きもあります。しかし、これが増えすぎると細胞を傷つけ肌もですが身体全体の老化、その上がんや生活習慣病の原因になると言われています。そこに排気ガスや、化学薬品、農薬、食品添加物や紫外線、ストレスなどが加わると活性酸素が大量に作り出されますので上手にファイトケミカルを摂取して病気にならない身体作りをしましょうね。アンチエイジングにもなりますよ!