石けんの歴史は紀元前3000年代のものとされるシュメール(バビロニア南部)の粘土版に製法が記載されています。
サプルの丘で祭壇で羊を焼いたときに落ちた油脂と、木の灰が作り出した偶然の産物だそうです。
この地名のサプル(Sapo)がソープ(Soap)の語源ともいわれています。
石けんは動植物の脂を、脂肪酸ナトリウム(苛性ソーダ)と脂肪酸カリウム(苛性カリ)をで煮て作られます。
脂肪酸ナトリウムで煮たものが固形や粉石けんとなり、脂肪酸カリウムで煮たものが液体石けんにです。
無添加石けんは「界面活性剤とは」で記載している合成界面活性剤や香料などの合成化合物を使用していないものをいいます。
さらに使用している天然成分に不純物が含まれていないものが完全無添加石けんと呼ばれています。
石けんに使用する主な油脂には【牛脂】【ヤシ油】【パーム油】などが使用されています。
牛脂でできた石けんは固まりやすいので、お風呂場で使用するものに多く含まれています。
牛の体温は約42℃ののため、ぬるま湯でないと落ちにくく40〜50回はすすぎ洗いをする必要があります。
植物性の石けんは水に溶けやすく、保湿力があるといわれています。
そういったことから、植物性の石けんがいいといわれていますが、牛も人間も同じホ乳類なので脂肪酸構成が似ているので相性がいいといえます。
人それぞれ使い心地は違いますので、自分に合ったものを探すようにしましょう。