ワンアクション収納の基本と具体例〜ムダな動作ゼロで片づけ上手に〜

ワンアクション収納の基本と具体例〜ムダな動作ゼロで片づけ上手に〜

はじめに

毎日の家事や片付けが思った以上に面倒に感じることはありませんか?
実はその原因の一つが「モノの取り出し・片付けに手間がかかる収納」にあることが多いのです。

本記事で紹介するのは、生活導線や動作数を減らすことで日々の家事効率をぐっと高める「ワンアクション収納」。
その名の通り「引き出す」「取る」「しまう」といった動作を1回で完結させる収納方法です。

1つの動作でOKなので、特にズボラさんにおススメです。

ワンアクション収納の考え方から、実際の部屋ごとの具体例、導入のステップまで詳しくご紹介します。

📚目次

   

  • ワンアクション収納とは?

「ワンアクション収納」とはその名の通り、物を出す・戻すの動作が「1回」で済む収納方法のこと。

たとえば、

  • 引き出しを開けて、さらに仕切りの中から取り出す → これは2アクション
  • トレーの上に置いてある物を手に取る → これは1アクションです。

どんなに片付けが苦手な人でも、「戻しやすい収納」であれば自然と片付きます。
それを実現するのがこの「ワンアクション収納」です。

「引き出しを開けて→中の箱を持ち上げて→モノを取り出す」といった複数動作を、「そのままサッと取る」1動作に変えることを目指します。

つまり、「取り出す→使う→戻す」が1ステップで済む収納が理想的。

無意識に行っているムダな動作を減らすことで、家事のスピードが大幅に向上し、片付けも楽になります。

収納の為に収納ボックスを購入してきて余計に物が増えると言う事もありません

家に有る物を有効活用しながらワンアクションで済む収納がおススメです。

私は結構ズボラで無駄な動きをするのがイヤなので家の中は大体ワンアクションで出来るように工夫をしています。

 

    1. ワンアクションが家事効率を上げる理由

ワンアクション収納は、以下のような効果を発揮します。

    1. 片付けが楽になる

      モノを戻すときも1動作で済むため、散らかりにくくなります。

    2.  
    3. 家事効率が上がる

      必要なものがすぐに手に取れるので、調理や掃除の時間を短縮できます。

    4.  
    5. 家族みんなが片付けに参加しやすい

      複雑な収納よりも直感的でわかりやすいため、子どもや高齢者にもやさしい収納になります。

    6.  
    7. ストレスが減る

      探す手間、戻す手間がなくなることで、イライラが減り、気持ちに余裕が生まれます。

    8.  
    9. リバウンドしにくい部屋づくりができる

「開けて入れる」だけで簡単なのでリバウンドがしにくくなります。

「探す時間」が激減する

「開けたら見える」ので探す事が少なくなります。

収納でありがちな「使いにくさ」や「面倒くささ」は、多くが“動作の多さ”に起因します。
だからこそ、「ワンアクションで済む」だけで暮らしが驚くほどラクになるのです。

 

      1. ワンアクション収納の5つの基本ルール

実践するうえで覚えておきたい5つのルールをご紹介します。

 

      1. ①出す・戻すの動作を1つに 
      2. 引き出しに立てて収納すると、上から一目で見渡せて“選ぶ・取る”が一瞬で済みます。
      3. ワンプレートや吊るすなどが◎
      4. ②物の住所を固定する
      5. 「使う場所に収納」=キッチンで使う物はキッチンに、みんなで使う物は皆が集まる場所に
      6. 「戻す場所は明確に」=戻す場所を決めておけば家族全員が戻しやすくなります。
      7.  
      8. ③頻度で配置を変える   
      9. よく使う物は「手前・目線・腰の高さ」に
      10. 生活動線に合わせて、取り出しやすい位置にモノを置くことで、動作が減り時短につながります。
      11.  
      12. ④収納容器は“開けずに使える”が理想   
      13. フタ付きは中身が見えづらくなるデメリットも
      14. 収納ボックスやケースのフタをなくすだけで「開ける」という動作が減ります。
      15.  
      16. ⑤家族でも使いやすく   
      17. 誰でも一目で分かる・戻せる工夫を
      18. 家族全員が「使ったら戻す!」が出来るようになります。
      19.  
        1. エリア別ワンアクション収納の実例

 🍳キッチン編:調理動線を最短に!
  • フライパン・鍋の収納は縦に立てる

    シンク下にファイルボックスや仕切りスタンドを入れて、フライパンを立てると出し入れが簡単に。

  • 調味料はキャビネットの引き出しにまとめる

    よく使う油・塩・醤油などはトレイに載せておけば、一気に引き出して使える。

  • ラップやアルミホイルは取り出しやすく立てて収納

    片手でサッと取り出せる位置にあると調理がスムーズ。

  • 包丁は引き出し内のスリット収納に

  • 「包丁スタンドから抜く」より「引き出しを開けて1本取る」ほうが断然早い。

  • シンクまわりのスポンジ・洗剤は吊り下げ収納

  • 吸盤フックやワイヤーバスケットで“置かない”ことで掃除もしやすく。

スーパーの袋は折りたたんで立てて収納

こんな感じです。

こんな感じでスーパーの袋も立てて収納すれば

袋を三角に折りたたむ手間も省けますし引き出しを開けたらサッと取り出せるワンアクションですね。

これは使っていない保存容器に入れていて、お隣は他の用途で使っていたものをここに移転して

容器と容器の間に隙間を作れば仕切りになります。

ワンポイント
  • トレイ収納は「全部出す→全部戻す」が簡単なので超おすすめ
  • 「重ねない・しまい込まない」意識が大事!
  • スポンジとかは写真のように浮かせておくと本当にお掃除がラクです。
  •  
🧴洗面所・お風呂編:朝の準備がスムーズに!

歯ブラシ・歯磨き粉は浮かせる

壁面に「マグネット付きホルダー」設置でそのまま取れるし掃除もラク

ドライヤー吊るす

吊るして収納(配線もまとめておく)

洗剤類はボックスごと引き出せるように

洗濯機上や棚に無印のケースを置き、洗濯ネット・洗剤・柔軟剤をまとめておく。

タオルは丸めて立てて収納

畳んで重ねると下の方が取り出しにくい。立てれば1本ずつワンアクションで取れる。

 

🚽トイレ編:狭い空間でも効率収納
  • トイレットペーパーは収納棚にそのまま並べるだけ

    重ねずに横並びにしておくと、補充も取り出しもスムーズ。

  • ストック見える化。箱詰めNG
  •  

掃除シートは壁掛けホルダーへ

トイレ掃除用のウェットシートは取り出しやすい位置に設置するだけで掃除のハードルが下がります。

除菌スプレー

マグネットラックで壁面に設置がベスト

または棚に置いておく

生理用品

適当なボックスに“立てて”収納。

目隠し不要な場合はオープン収納に

 

🛋リビング編:家族みんなで片付けやすく

リモコンは壁掛け or トレーに集約

リモコントレーに「立てて収納」。ソファ横に定位置を

定位置を決めておけば、家族全員が迷わず戻せる。

書類や郵便物は立てる収納で「見える化」

紙類は積み重ねないことが基本。ファイルケースで立てて見やすく。

「ファイルボックス」に突っ込むだけルール

文房具は浅型引き出しに1本ずつ並べる

ごちゃごちゃになりやすい小物も、ひと目で確認できれば取り出しも戻しも早い。

こどものおもちゃはポンポン入れるだけ

キャスター付きカゴ or フタなしボックスでポンポンと入れていくだけ

 

👟玄関・外出グッズ編:出かける前がスムーズ!

マスク・印鑑は玄関の「1アクションボックス」に

外出時に使うものをまとめてカゴやトレーに置けば、準備が格段に早くなる。

鍵は引っ掛けるだけ

フックに引っかけるだけ。

磁石でポンっとくっつけるだけも便利

靴の収納は「履く靴だけ」出しておく

家族全員分の靴が出ているとごちゃつく。

1人1足だけ出すルールにすると整頓が保てます。

傘・レインコートは吊るす収納

ハンガーフックに吊るす収納がおススメ

靴はべら床に置かない

スタンド式 or 壁かけにして床に置かない

 

ワンアクション収納のためのおすすめアイテム

ラベルシール:家族にも分かりやすく。色分けもおすすめ

吊るす収納グッズ(マグネット・フック):引き出し不要で即使える

ワイヤーバスケット:中身が見えて取り出しやすい。重ねない収納が可能

トレー:「置く・戻す」を簡単にする万能アイテム

ファイルボックス:書類・薬・調味料など立てて一括収納に最適

 

失敗しないためのポイント

やりすぎ注意!

「全部ワンアクションにしよう」と思うと逆に疲れることも。
「よく使う物・動線にある物だけ」でOKです。

家族の動きに合わせる

自分だけが満足しても、家族が使いづらいと散らかる原因に。
家族が自然と「戻したくなる仕組み」にするのが成功のコツ。

見た目重視より使いやすさ

  • 「美しい収納」よりも「使いやすさ・戻しやすさ」優先に。
  •  

ワンアクション収納を持続させるコツ

  1. 月1回は見直しを

    季節や生活スタイルが変わると収納の使い勝手も変化します。

  2.  
  3. 「戻しにくい=収納方法に問題あり」と考える

    誰かが戻せない収納は、改善の余地があります。

  4.  
  5. 収納用品を買う前に「減らす」ことが優先

    モノが多すぎるとワンアクションではなくなります。

  6. 「綺麗に収納するぞー!」と張り切って収納用品を買いに行かない
  7. まずは減らしてから整えるのが鉄則。

  8.  

まとめ:習慣化のカギは「戻しやすさ」

ワンアクション収納の最大の魅力は、「片付けのハードルを極限まで下げられる」ことです。
物が増えても、“戻す動作”が簡単なら、散らかりません。

「しまいやすさ=片付けやすさ」

毎日続けられるシンプルな工夫を重ねることで、
忙しいあなたの暮らしが、もっとラクに、快適になります。

 

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